山頂がキイシモツケの花でうまる龍門山

【和歌山県・紀の川市 2024.6.1】
和歌山県の北部、ぞくに紀北と呼ばれる土地に龍門山はあります。
和歌山というと太平洋に三方をかこまれ、山に登れば海が見えると連想しがちですが、紀ノ川をずいぶんさかのぼり内陸部まで入り込むため太平洋は見えません。しかし東からながれてくる紀ノ川と、その流れにそって平野部がひろがってくる様を一望でき、これはこれで「山上からの風景」を満喫できます。
しかもネットでチェックしたところ、山頂をうめるキイシモツケの花がいま満開だとか。

龍門山へ

粉河駅から龍門山をのぞむ
紀ノ川にかかる竜門橋をわたる
竜門橋上から東、高野山の方向をのぞむ
しばらく舗装道を歩く / 両側に桃畑
ふり返ると、もうずいぶん登ってきました
さらに舗装道を歩き続ける / 前方に龍門山

田代ルートをのぼって

途中の分岐で田代ルートに入ると、
いきなり山道、渓流がながれ、
渡渉箇所もあります
道は荒々しいものの標識はばっちり整っています
山全体が蛇紋岩でできているので岩だらけ
ゆるい尾根道にかわるとまもなく山頂

キイシモツケの白い花でうまる山頂

三角点も
山頂もキイシモツケでいっぱい
見事なまでに山頂全体が
キイシモツケの白い花でうまっていました

中央ルートをくだって

下山は周回するように
中央ルートを通ります
蛇紋原

山頂から10分もくだるとすぐに「蛇門原」をしめす標識があります。
ネットやガイドでは、このさらに下にある「明神岩」がずっと有名ですが、実際の眺望はここらの方がはるかに良いと思います。
標識からわずか20mほど先ですのでぜひ立ち寄ってください。

明神岩に立っての眺望
近くにあった風穴
中央ルートは整備されていて安心して歩ける?
と油断していたら、この岩道が滑る滑る!
ずいぶん下りてきた、右が龍門山
粉河の街 / 中央は紀ノ川と竜門橋

中央ルートを往復するのであればハイキング気分で歩けます。田代ルートは荒れているというより粗い山道といった印象ですが、登山用の靴で足元を固めておけば初心者でも登れます。
ただし岩の表面が滑ります。とくに雨の日やその翌日、岩が濡れているときの下りは細心の注意が必要です。

【アクセス】JR粉河駅→登山口→田代・中央ルート分岐→(田代ルート)→山頂→(中央ルート)→田代・中央ルート分岐→登山口→JR粉河駅 20000歩、4h30m
【満足度】★★★★☆