赤目四十八滝を歩いて、写真を撮って、昼寝もした
【三重県・名張市 2025.8.21】
8月も下旬になったというのに相変わらず猛暑日がつづいており、山登りであれ寺社巡りであれ、この点天下を歩くと考えただけでうんざりしてしまいます。
そこで思いついたのが、渓谷歩きというか滝めぐりというか。
大阪市内から近鉄大阪線で東へすすみ奈良県を通り抜けるとすぐ、三重県の名張市にいたります。
あらかじめ天気予報で確認したところ大阪市内と名張市のこの日の最高気温は同じ36度。
午前10時に電車がついた赤目口駅の気温は33度。この条件下であれば、とうてい散策を楽しむ気にはなれません。
駅前でバスに乗り換え、山中へ走ること15分。終点の赤目滝入口バス停は赤目口駅と標高ではさほど変わりないので気温自体は下がっていないはずですが、まわりの圧倒的な緑の量の差でしょうか体感気温はかくじつに2、3度低いように感じます。
赤目四十八滝



山中ふかく市街地からはなれ、周囲と頭上が緑でおおわれ、さらに横を渓流がながれており、これだけ条件がそろうと「避暑」の言葉がぴったりです。
さらに風がふけば、涼しい。
温度計で気温をはかれば30度くらいあるのかもしれませんが、とにかく体感気温がぐっと低く、快適です。

ビジネスセンターでもらえるMAP。
これはもらっておくべきです。



室生山地では、火山岩が冷却されたときに垂直な柱状節理を形成するため、このような岩肌は奈良から三重県にかけてよく見かけます。


ところで赤目四十八滝の「四十八」ですが、やはり48が数が多いことを表しているようで、正確な滝の数はわかりません。
先日たずねた那智の滝も「那智四十八滝」と紹介されていました。








笄とは結髪用具で髪飾り




水族館入口からここまで歩くだけならば90分、写真を撮ったり小休止をしたりならば120分。
遊歩道は整えられており、危険箇所はありません。スニーカー、ハイキングサンダルでも歩けます。

ここで思わず昼寝しました
ここからさらに先へ進むと、山をひとつ越え、山向こうの集落へ出る(そこからバスで名張駅へ)ルートもあるにはあります。
しかしこれより先は渓流もなく、いまから気温もさらに上がっていくなか2時間も山歩きをするのは気乗りしないと考えていたところ、風が吹き抜ける木陰のあまりの心地よさに – – – いつの間にか昼寝をしていました。
【アクセス】近鉄赤目口駅➡(三重交通バス)➡赤目滝バス停~赤目滝水族館(入口)~赤目四十八滝遊歩道~岩窟滝~往路を戻る / 14000歩、3時間30分(昼寝時間ふくむ)※復路は下りのため60分
【費用】入山料:1000円
【満足度】★★★★★