実は秀吉ではなく家康が築いた大坂城を見に行く
【大阪市内 2022.2.5】
いまある大坂城は、秀吉が建てたものではありません。
大坂冬の陣・冬夏の陣により豊臣家を滅ぼして後、徳川家康は当時の大坂城を徹底的に焼きつくし埋めつくしてしまいます。ですから秀吉が築いた大坂城は残骸となって、いまの家康が建てた(新)大坂城の下にねむっています。
とは言え、いまの大坂城も見ごたえは充分にあります。今日はゆっくり時間をかけて大坂城を見て回りたいと思います。
大坂城へ
自宅から3kmほどの距離ですので、ここまで歩いてきました。
寝屋川の向こうにさっそく天守閣が見えます。
ところで大阪は、むかしは大坂と書いていました。それゆえここでは大坂城と書きます。
京橋口
京橋口から入るとこの巨石が迎えてくれます。
表面積はたたみ33畳分あるそうです。
当初は肥後の加藤清正が運んだと考えられていたため「肥後石」と名付けられましたが、あとになって備前岡山の池田家の担当だったことが分かったと案内板に書いてありました。
石垣の巨石はどうやって運んだのか
https://shirobito.jp/article/361
青屋門
もうすこし時計回りにまわって青屋門まできました。
青屋門の近所に、大坂城の人気スポットでもある梅林があります。
立ち寄ってみましたが、チラホラ咲き始めという状況でした。
西日本ではおなじみの豊国神社。
秀吉を神として祀っていますが、この大坂城内の神社では秀頼(息子)と秀長(弟)も祀られています。
桜門
真南に位置する桜門です。
門の奥に見える石は、大坂城でもっとも大きな石で、表面積はたたみ36畳分、重さは106t.
大坂城の巨石ランキング
https://www.shirofan.com/shiro/kinki/osaka/takoishi.html
ところで、この桜門は大坂城内の有名な撮影スポットなのですが、この人の少なさには啞然とします。やはり新型コロナの影響は深刻です。
山里口
大坂城天守閣は昭和初期に、大阪市民と大阪生まれの企業からの寄付で再建されました。
刻印石広場
最初のころに見た極楽橋からまっすぐ城内に入ってくるとここに着きます。
すなわち場内をぐるっと一周してきたことになります。
いったん天守閣にもどり、西側の大手門から外に出ましょう。
大手門
大坂城の北300mぐらいのところに、秀吉時代の石垣を復元した場があります。
歴史ファンには必見の場所です。
ところで現在、大坂城内ミライザのそばで地下を掘って秀吉時代の石垣を一般にも見られるようにしようと工事中です。
2023年春に完成するようです。
https://www.toyotomi-ishigaki.com/hideyoshi/index.html
【アクセス】大阪メトロ:谷町四丁目駅、森ノ宮駅、大阪ビジネスパーク駅、京阪:天満橋駅などから
【料金】天守閣のみ600円 天守閣以外は全域無料
【満足度】★★★★☆