信長が天下布武をかかげた岐阜城をたずねる

【岐阜市内 2022.2.11】

織田信長は尾張一国を平定後、美濃、伊勢と領土をひろげ、いよいよ天下を治めるために「天下布武」をかかげます。その起点となったのが、岐阜城です。
岐阜城はもとは信長の正室・帰蝶(濃姫)の父、すなわち信長にとっては岳父である斎藤道三の居城でした。
道三から信長に城主が代わるまでには、のちに秀吉の軍師となる竹中半兵衛がかかわったこともあり、なにかと歴史にその名を刻まれている名城です。

今回は「関西」から外に出て、その岐阜城を訪ねてみます。

金華山

金華山 / 山頂に岐阜城

JR岐阜駅から3kmぐらいは歩いたのではないでしょうか。
前方にそびえるのが金華山で、山頂にちいさく岐阜城がみえます。

難攻不落といわれたそうですが、これだけ樹木の生い茂った斜面があると、どこから敵が登ってくるか読めないようにも思うのですが。
実際、史実によると織田軍は城を守る相手の意表をつくルートから登攀し、この城を落としたそうです。

岐阜公園入口・若き日の信長像

岐阜公園につきました。

岐阜城は山上に周囲を睥睨する天守閣があり、麓(ちょうどこのあたりに)居住区があったそうです。

信長居館跡(上から撮影)
信長居館跡(下から撮影)

岐阜城の歴史(年表)
https://gifu-nature.net/post-67

岐阜城「斎藤道三の呪い」
https://npn.co.jp/article/detail/200000408

公園横から岐阜城へのぼる
七曲り道

もっともポピュラーな七曲り道(大手道)を登ります。山頂(岐阜城)まで1時間弱のゆるやかな登りです。

岐阜城にのぼるルート
https://www.city.gifu.lg.jp/kankoubunka/kankou/1013265/index.html

途中の展望台からの眺め(北西) / 長良川
名古屋方面をのぞむ(南) / 先方に伊勢湾がみえる
天守閣が見えてきました。
天主閣

天主閣はもちろん再建したものですが、階段あたりの石垣は信長時代のものだそうです。

天守閣からの眺め

天守閣に入ってみます(入場料200円)

信長公座像 / 大徳寺・総見院にある像のコピー
岐阜城居館のイメージ
天下布武

岐阜城天守閣内にはいろいろ興味深い展示があります。岐阜公園内の岐阜市歴史博物館とあわせて入ってみるとよいと思います。

天下布武とは
https://meaning.jp/posts/1082

百曲がり道

下りは百曲がり道をつかってみます。


七曲り道よりはずっとワイルドですが、危険というほどではありません。

百曲がり道下山途中のながめ(北東)

中央に白くそびえる山は、乗鞍岳です。

【アクセス】JR岐阜駅から直接歩けば40分ほどで岐阜公園入口です。
【入館料】岐阜城天守閣200円、岐阜市歴史博物館310円
【満足度】★★★★☆