近江の名峰・伊吹山に登る

【滋賀県・米原市 2022.8.28】
琵琶湖の北東側に位置する名峰・伊吹山に久しぶりに(5年ぶりぐらい)登りにきました。
大阪からだとJRで米原駅まで来て、そこで東海道線に乗り換え2つ目の近江長岡駅で下車、そこからバスで登山口までというのがもっともポピュラーなアクセス方法です。
ところで伊吹山は山の姿を下から見上げても美しいし、山上から下を見晴らす眺望も素晴らしい、また登山道はけっこう本格的な山登りですが危険なところはほとんどなく、登山の対象として大変よい山と言えます。

紫色のマークが今回訪れた場所です。

近江長岡駅

近江長岡駅ホームから伊吹山をのぞむ

登山道

三之宮神社

登山口前バス停から見上げると三之宮神社があります。
ここは山の神を祀っています。もちろん登山客のためではなく、山が怒って災害を招かないようにとの為ですが、今では登山客が登山の無事を祈ってまずここで手を合わせるのが恒例になっています。

鳥居のむこうに伊吹山の山容がちょこんと見えています。

ここが登山口
最初はこんな感じの道を歩きます
2合目あたり /歩いてきた道をふり返る

1合目~2合目あたりは樹林の下を歩きますが、2合目を過ぎたあたりからこのように開けた地を歩くため景色を楽しむことができます。

天気予報では昼前から晴れるとのことだったのですが、空模様はいまだにパッとしません。

3合目~4合目

3合目あたり
3合目から4合目へ
4合目あたり

伊吹山の全容が見えてきました。

現在正午ですが、西から空がだんだん明るくなってきています。

5合目~6合目

5合目の表示
5合目から伊吹山をのぞむ
5合目過ぎから見下ろす

山方向は大方晴れてきたのですが、後ろを見ると雲が切れないようで霞んでいます。
右前方には琵琶湖がひろがっているのですが、はっきりとは見えません。

6合目

山側はみごとに晴れてきました。
このあたりからは、山肌にそった九十九折りの坂道をぐんぐん登って行きます。

このあたりは山肌にそった九十九折りの坂道
下の方も陽射しが届くようになりました。

7合目~8合目

7~8合目にかけてはこんな岩場もありますが、
見た目ほど危険ではありません。

山頂

山頂が見えました
山頂は車でも上れるので家族連れがいっぱい
山頂では、日本武尊(ヤマトタケル)を祀る

伊吹山は標高1,377m、滋賀県内の最高峰。
古事記にもヤマトタケルが荒神を退治しに行く(ところが逆にやられてしまう)山として登場し、神が宿る霊山として古くから信仰の対象でした。
のちには織田信長が宣教師に依頼して薬草園をひらかせた地でもあります。
いまは登山だけでなく、ハイキング、スキー場としても人気の高い山です。

ヤマトタケルと伊吹山の白イノシシの話
https://www.wabito.jp/ibukiyama-siroinosisi/

ハイキングコース

午前10時20分に登山口から登りはじめ、13時20分に山頂到着。
初心者でも体力に(そこそこ)自身のある方なら4時間みておけば登れます。

まだ時間は充分あるのでハイキングコースを歩いてみます。

右に見えるのが駐車場

体力に自信のない方は、伊吹山ドライブウェイを車で走れば、9合目まで難なく上がって来れます。
このハイキングコースも一旦は駐車場を通り抜けますので、車から降りてハイキングを楽しみながら山頂へ到着できます。

伊吹山ハイキング
https://www.ibukiyama-driveway.jp/hiking/

ハイキングコースを一周しました。琵琶湖が見える。
下りは早い。あっという間に避難小屋まで下りてきました。
5合目から

最後にもう一度振り返ります。
雲ひとつありません。美しい伊吹山の姿を堪能して帰りましょう。

【アクセス】JR近江長岡駅よりバスにて登山口へ
【入山料】300円
【満足度】★★★★★