ダイヤモンドトレイル後半を歩くー岩湧山にのぼる
【和歌山県・橋本市~大阪府・河内長野市 2024.1.2】
大阪府の南縁をつたうように5つのメインとなる山を越えてあるく、ダイヤモンドトレイル(以下ダイトレ)とよばれるトレッキングルートがあります。
詳細は、奈良県の屯鶴峯(どんづるぼう)をスタートし、二上山から竹内峠を経て大和葛城山、水越峠を経て金剛山、紀見峠を経て岩湧山、そして和泉市の槇尾山へ、これで全行程およそ45kmです。トレイル名の由来は、中心になる山が金剛山で、そこから金剛石(ダイヤモンド)をイメージするとのことで、ずいぶん無理をしてつけたようです。
毎年数回登山をともにする Hさんと、もう5年かそれ以上もまえに二回に分けて紀見峠までは歩いていたのですが、その後(山道がけっこうキツイので)すっかり放棄していたのですが、このまま放棄したままだと高齢で登れなくなる、すなわち完歩せずに人生を終えることになるとずいぶんオーバーに考え、そのお陰でやっと続きを歩くことになりました。
もっとも5年前であれば今回の1日で一気にゴールまで歩きぬいたかもしれませんが、いかんせん腰が痛い、膝が痛い、息切れが早いということで今日は紀見峠駅から紀見峠へ戻り、そこから岩湧山をこえてバス停のある滝畑ダムまでとします。
紀見峠駅から紀見峠へ
紀見峠から謎の三合目
本日もっともキツイ坂を登り切り、「岩湧山三合目」の表示板までたどり着きました。
ところでこの「三合目」が、どこを起点にしての3合目なのか皆目わかりません。標高は650mとなっているので標高でいうなら7合目まで来ていることになり、紀見峠からの道程でいえば半分ぐらいは歩いています。
「謎の三合目」と呼ばせてもらいます。
根古峰から岩湧山へ
岩湧山
岩湧山は秋になると山頂が一面のススキにおおわれることで有名ですが、1月になってなおススキがたなびいているのには驚きました。
秋がまるで夏のようで、冬が秋のような最近の異常気象の影響でしょうか。
もっともこの時期に美しいススキが見られたのは、正直ラッキーではありました。
滝畑ダムバス停へ
下りはずっと趣のある道がつづき、下りなので息が切れることもなく風景を楽しみながら歩きました。
なお滝畑ダムバス停はダムのずっと上流にあり、バス停からはダム湖をのぞむことはできません。
【アクセス】南海紀見峠駅~紀伊峠~三合目表示~根古峰~岩湧山~滝畑バス停 / 24000歩、5時間
【満足度】★★★★☆