鳥取市湖山池周辺の史跡を犬犬とあるく

【鳥取市 2024.1.30~2.2】
家内の実家から留守にするので4日ほど母親の世話をしてもらえないかと依頼がありました。
義母は家の中での介助が必要なほどではなく、義母だけなら家内ひとりで用は足りるのですが、この家にはほとんど人間とおなじように暮らす犬がふたりいます。それゆえ母+犬犬の3人の世話をする必要があり、私は犬犬の担当として出向くことにしました。

湖山池

湖山池にて / ケンタ(柴)、ソウタ(豆柴)

家内の実家は鳥取市街の西、鳥取大学をふくむ湖山という地にあります。ここには周囲18㎞、面積6.9平方キロ、日本最大の池があり、広いだけに周囲には古墳や城跡がのこっています。犬犬の散歩がてらそれら史跡を訪ねるのも楽しみです。

布施古墳

住宅街の丘陵に上がると、

布施古墳は湖山池公園東側の丘陵上にあり、因幡地方の豪族の墓として6世紀前半に造られたようです。

近づいてみると、きれいに形状が残っていました
なかなか反抗的な犬犬をなだめすかし進む
手前(西向き)が前方後円墳の「前方」
前方後円墳の形状がよくわかる、手前が「後円」

湖山池

鳥取の冬にしては珍しく、この日は終日晴れでした
夕陽を浴びてなにを思う?
チラッと、まだ行かないの?
見事な夕焼けでした

布施天神山城

家内の実家からの散歩途中にみえる天神山城
反対側に回ると登城口があります
あまり手を加えておらず、設備も最小限
犬犬が匂いを嗅ぎながらなので、のんびり
予想外に大きな曲輪があります

この布施天神山城ですが、鳥取城を主城とする砦ていどの付城と思っていたところ、そこそこ歴史をもった城のようです。
一説では山名宗全の三男・勝豊が因幡国の守護所として築城したとも伝えられており、その後100年の間、山名氏の本家、分家が守護としてここを拠点としていたのは確かなようです。
ところが16世紀後半に鳥取城の武田某に攻められて鹿野城へ撤退するも、尼子氏の助勢をえて武田某を追い払い、山名氏が鳥取城に入城し守護所をそこへ移したことで、この天神山城は廃城になったようです。

ここは気に入ったのか、グイグイ引かれます
一段高い天守台のような場所から本丸(?)を見渡す
この土の盛り上がり方はいかにも城の造作のようです
わずかですが、石垣が残っていました
堀切跡が残っている

散歩の回数を重ねるごとにふたりとも合わせてくれるようになり、スマホを出して写真を撮りはじめると立ち止まって待ってくれます。

もっとも家に帰ると – – –

御家

座ろうにもソファは占拠され、
寝るときには布団も占拠されている

【アクセス】湖山池東岸周辺
【満足度】個人的には犬犬のおかげで最高得点ですが、あまりにも個人的な見て歩きゆえ今回は評価なし