京都へ、今年が最後となる東山花灯路を見にゆく
【京都市内 2022.3.5】
今年で20回目をむかえる東山花灯路ですが、哀しいことに今年が最後となるそうです。
理由はなんだかんだといってますが、要は財政難ということのようです。
ちょっと信じがたい話ですが、このままゆくと京都市は10年以内に財政破綻する可能性が大だとか。
なぜそんなことになったのか。
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20210526-OYT1T50096/
そんなこんなで、もう来年からは見られなくなるそうなので、自分にとってはこれが通算3回目になる、最後の東山花灯路を見にきました。
東山花灯路
青蓮院門跡
青蓮院門跡につきました。
青蓮院門跡(しょうれんいんもんぜき)は比叡山延暦寺・東塔にあった青蓮坊を起源としています。
すなわちここは天台宗の由緒ある門跡寺院です。
門跡寺院とは、皇族や摂関家(公家のなかでも関白や摂政をだす名門)の子弟が門主をつとめた歴史のある格式高い寺院をそう呼びます。
この青蓮院の場合は、鳥羽上皇が皇子をあずけたそうです。
ところで上の写真の「宸殿(しんでん)」とは、宮殿にちかい意味をもち、門跡寺院特有のものです。
寺領内でもっとも大きな建物としてつくられ、主要な法要はすべてここでおこないます。
円山公園
花灯路を歩く
二年坂、そのいわれは
https://thegate12.com/jp/spot/2691
八坂の塔
清水寺
20時30分になんとか清水寺に到着しました。
この東山花灯路イベントで難儀するのは、18時30分ぐらいにやっと真っ暗になってきたと思ったら、各寺院の入場は21時までで、とにかく急がないと全部見られません。
今回も高台寺の入場(拝観)はあきらめました。
清水寺の歴史は古いです。
8世紀に、坂上田村麻呂が奥さんの病気平癒のため鹿の生き血をもとめて当時音羽山とよばれていたこの地に入るのですが、そこで修行していたお坊さんに出会い、殺傷の罪を説かれて帰依し、小さなお寺を寄進します。
その後、坂上田村麻呂は征夷大将軍に任命されますが、まず自分が寄進した寺に戦勝祈願の参拝をし、それから蝦夷地征伐にむかい大仕事を無事に終えられたことからその小さな寺を大規模改修します。
それが清水寺の起源です。
ぐるっと回って下までおりてきました。
下から舞台づくりを見上げるのも迫力あってたいへん良いです。
【アクセス】三条界隈からスタートし、京阪・清水五条駅まで
【夜間特別拝観料】青蓮院門跡800円、清水寺400円
【満足度】★★★★★ (イチオシですが、今回で終了のため次回はありません)