紀の川にひろがる桃源郷へ、桃花を愛でにゆく

【和歌山県・紀の川市 2022.4.2】
「桃源郷」とは中国の古い話で、漁師が船で桃の咲く林に迷い込み、その林を抜けたところで洞窟をみつけ、その洞窟を抜けると、災いも争いも飢えもない平和な土地にたどり着いたことから「桃源郷」=「理想郷」の言葉がうまれます。
ですから理想郷には桃が咲きほこっていたというのではありません。
そのことを考慮すると、桃畑に「桃源郷」をキャッチワードとするのはいくらか無理があるようにも思うのですが、それはさておき、和歌山県紀の川市が「桃源郷」とうたう、桃の聖地を訪ねてみます。

本日は根来寺でサクラを愛でたあと、ひたすら歩いて紀の川の桃源郷へ向かいました。

紀の川へ向けて歩く

紀の川へ

トンネルをぬけると – – かなたに見えるのはたしかに紀の川方面なのですが、これは道を間違えました。このまま進むと根来公園墓地へ入ってしまいます。
引き返します。

レッドロビンとサクラ

車道を歩いて行きますが、交通量はすくなめで危険は感じませんでした。

根来寺の大塔とサクラがモチーフに
紀の川をわたる

後方の山は最初ヶ峰だと思います。
そのうしろに龍門山がそびえているはずですが、雲に覆われて見えないようです。

桃源郷

紀の川・桃源郷

桃源郷に着きました。

桃源郷観光マップ
http://www.kanko-kinokawa.jp/tougenkyo/

桃源郷とは言っても、ここは畑ですから農家の方が
仕事もしていれば、木々は補強もされています。
地面にホースやら水入れやらあって、いかにも畑です。

この地を桃源郷とうたって自由に無料で桃花を観賞させてくれるのは、やはり果実がなった時にはぜひ購入くださいという宣伝の意味だと思いました。

紀の川の桃(花ではなく果実)を買うなら
https://anna-media.jp/archives/595926

こうして見ると、花の形もサクラとはずいぶん違います。
後方の黄色いのは菜の花

ここは「桃源郷」とは言っても、花に酔いしれる別世界でも理想郷でもありません。
あくまで個人農家の方の私有地で、しかも果実の収穫のために植えている桃の木にきれいな花が咲きました、というレベルの話です。

【アクセス】根来寺から歩いてきました。
【入場料】不要です。(紀の川の土手に駐車スペースがつくられており、駐車料金も要らないようです)
【満足度】★★★☆☆