箕面滝から北にはどんな景色が待っているのか

【大阪府・箕面市 2025.10.28】
大阪北部にある箕面滝は、紅葉の名所ということもあって年間200万人(2024年推定)もの観光客が訪れています。
パソコンやスマホで滝の画像だけ見ると、「この滝だけで200万人?」と首を傾げるかもしれませんが、箕面滝の魅力を語るには、最寄りの箕面駅から滝まで3kmほどを歩く「滝道」とよばれる散策路の存在を抜きにはできません。
箕面滝は車で訪れる方法もあります。その場合は滝のすこし高所にある駐車場に車をとめて坂道をあるいて下りてくることになります。他所様よそさまのやることにケチをつけるつもりはありませんが、これでは3㎞の滝道をあるいて訪れる人の半分どころか1割2割しか楽しめていないと、老婆心(いえいえ老爺心)ながらアドバイスせざる得ません。

それでは滝と滝道周辺は歩いて回るにどうなのか。
滝道の途中で道を西に折れて → 六個山 → 五月山 へとあるく道程については昨年12月にブログで紹介しました。
そこで今回は箕面滝からさらに奥(北)にはどのような景色が待っているのかを探索しに行くことにします。

高山

千里中央駅からバスで高山へ
ここは高山右近の生誕地だそうです。
大阪に数十年住みながらはじめて知りました。

まずお断りしておかねばならないのは、「箕面滝からさらに奥(北)を探索する」と言ったのですが、そのとおり滝から北へと歩くと最終的にこの高山バス停にたどり着きます。
ところがバスの本数が少ないので、うまく時間が合わなかった場合にはこの場所でぼんやり待たねばなりません。
私は老化で頭はぼんやりしていますが、ぼんやり待つのは大の苦手なので、千里中央駅にバスの出発時間の10分前着、ちゃちゃっとバスに乗って高山へ、ここから逆ルートで箕面滝をめざすことにしました。
(高山は箕面市ではなく豊能郡豊能町になります)

バスを降りてすぐ道路反対側の分岐道へ
15分ばかり歩くと登山口へ

明ヶ田尾山

本日曇天のため少々薄暗い
わびしい道ですが、手入れはされています
いったん道をそれて明ヶ田尾山頂へ
山頂は眺望なし

高山バス停からここまで40分ほど。
ここまでの道程は、ただ山道を歩きましたというもの。
さて、この先は – –

鉢伏山

分岐にもどり、鉢伏山へ
植林帯のなかを快適に高度をあげる
樹形がすっかり変わりました
このあたりは自然林で、強風の影響を受けている
このあたりずっと良い雰囲気です
眺望が良いわけでもなく、奇岩も草花もなく。
ところが静かで穏やかな山歩きを満喫できます
樹間からわずかに下界が見られる
鉢伏山山頂 / ここも眺望はなし

みのお記念の森

このゲートを抜けて、「みのお記念の森」へ

ゲート扉には「スズメバチ注意」「マムシ注意」とありました。
いまは熊、熊、熊、熊、熊でもち切りなので、困ったことにスズメバチやマムシくらいではそれほど警戒心もわきません。

この展望台は木製、古くなって使用禁止
ということで遠望はこれが限度
遊歩道のような道を歩き、
いったん一般道をあるき、
箕面川ダム湖
まもなく山道が終わり、県道43号線に合流

これで今回の山歩き自体は終わりですが、せっかくですので箕面滝まで。

箕面滝

冒頭で書いた駐車場から滝へと下りる道
箕面滝

ここから箕面駅まで3㎞の滝道については、
昨年11月に紅葉狩りのブログをアップしており、そのさいの画像と比較するとどうしても遜色ありありのため今回は省きます。

【アクセス】阪急千里中央駅 ➡ (阪急バス)高山バス停~明ヶ田尾山~鉢伏山~みのお記念の森~箕面川ダム湖~箕面滝~(滝道)~阪急箕面駅 / 20000歩
【満足度】★★★★☆