京都東山を、登って歩いて探して登る
【京都市 2026.2.10】
京都東山というと、清水寺や高台寺、八坂神社や二年坂など多数の人気観光スポットが集まる地区の名といまでは思われていますが、そもそもは京の都 (京都盆地)の東に山々がつらなり、その山並みを東山と総称し、その東山の麓に広がる地をいつのまにか東山と呼ぶようになったようです。
山登りや山歩きを趣味とする人たちの中でも一部コアな方 (あるいは私のような物好きな方)しかご存じないかもしれませんが、「京都東山三十六峰」として紹介される山系があります。
いまお断りしたように、あまり有名ではなく、36峰の山名をならべてもほとんど知らないかもしれません。
北から並べてみましょう。
➀比叡山 – – これは(登ったことはなくても)ほとんどの方が御存じでしょう。
➁御生山、➂赤山 – – ほとんどの方が知らないのではないでしょうか、実は私も知りません。
➃修学院山 – – 修学院をご存じなら場所としては想像がつく程度でしょうか。
➄葉山、➅一乗寺山、⑦茶山 – – このように並べても、➄??➅??⑦??でしょうから一気に飛ばします。
㉒円山 – – びっくりしました、あの円山公園のある丘陵が36峰のひとつだそうです。
㉖高台寺山 – – 高台寺に行かれた方は多いと思いますが、高台寺山がどこにあるかわかりますか。
㉙清水山 – – 清水寺の後背に清水山はそびえています。この山はそこそこ有名で地図によっては▲印で記載されています。が、清水寺はいつ訪ねても境内にすくなくとも千人以上の観光客(参拝者)がいるものの、清水山には何度か登りましたが登り下りあわせてせいぜい数人に出合う程度です。
㊱稲荷山 – – これは伏見稲荷の鎮座する山です。それゆえ多くの方が参詣とともに登ったと思われるかもしれませんが、はてさてどれくらいの方がこの山の頂まで登られたのでしょうか。
それでは稲荷山の山頂がどこなのか、それを探索するところから「京都東山を登って歩いて探して登る」を始めてみます。
㊱稲荷山
南から北上するため、三十六峰は番号の逆順に進みます。




ここまで上がってくる人は100人に1人?

右から下りてきてまっすぐ進むと四ツ辻、今日は左へ折り返し、さらに下る
伏見稲荷はやたらに人で混雑する楼門~本殿~千本鳥居のあたりよりも、四ツ辻を過ぎてから先の一帯の方がずっと趣きがあるだけでなく人もはるかに少なく、強力にお勧めします。
以下のブログ『伏見稲荷大社から泉涌寺へと見て歩く』に詳細があります。
https://yamasan-aruku.com/aruku-120/
㉟光明峰、㉞恵日山、㉝泉山

京都東山三十六峰をつなぐ山路は、京都一周トレイルと多くは重なっています。
なかでも前半部は大方は同じ道です。
それゆえ宣伝広告はされているはずなのですが、京都の街中の喧騒がウソのように歩く人が少ない。しかも日本人はほとんどおらず、たまに歩いているのは外国人ばかり。
ちなみに写真に写っているのも白人カップル – – この寒さのなか男性が半パンというのがいかにも。




㉜今熊野山、㉛阿弥陀ヶ山



秀吉を祀る豊臣神社から登れるそうなので、登り口は山のまったく反対側ということになります。

㉚清閑寺山、㉙清水山、㉖高台寺山






曇り空のためやっと見えた下界の風景もさえません

行き止まりで眺望はまったくありません
㉘鳥辺山は、清水寺から市街地に向かって坂を下ると大谷本廟がありますが、どうやらその一帯の丘陵地が鳥辺山と呼ばれているようです。
さらに㉗霊山は、京都霊山護国神社のあるあたり。
ほかの山々も、いま歩いている尾根道(京都一周トレイル)から外れた山麓に点在する超低山(丘陵)として存在しているようなので、いったんは下山します。
㉒円山、㉓長楽寺山、㉕東大谷山、㉗霊山






この山が㉗霊山なのでしょう

前方に見えるのは八坂の塔
まだまだ京都東山三十六峰はつづきがあるのですが、維新の道を下りはじめるとまるで足が勝手に動くかのように京阪・祇園四条駅へと一直線に向かいました。
東山三十六峰を探して歩くのならば、純粋に京都一周トレイルで山歩きを楽しむか、あるいは山の東山ではなく街の東山で社寺仏閣巡りを堪能する方が良いのでは。それが半日歩いてみての感想です。
【アクセス】京阪・伏見稲荷駅~伏見稲荷~(京都一周トレイル)~高台寺山~円山~長楽寺~大谷祖廟~京都霊山護国神社~京阪・祇園四条駅 / 25000歩、5時間50分
【料金】有料施設には一切入らず
【満足度】★★★☆☆






