河内長野の自然と歴史の保存地区を見て歩く

【大阪府・河内長野市 2022.7.10】
最近急に暑くなってきたため炎天下の街中を歩くのはつらいです。
そこで、まず大阪府内でも自然がゆたかに残る河内長野をえらび、さらに通常よりも1時間早く出発しました。

紫色のマークが今回訪れた場所です。

高野街道の標

近鉄・河内長野駅をでるとすぐに(旧)高野街道にでます。
もちろん道路はアスファルト道で、この標も昭和に立てられたものです。

酒蔵通り

その高野街道をすすむと、酒蔵通りに出ます。ほんの短い距離ですが、趣のある道です。

ここから近鉄電車の線路を反対方向に越えて、自然豊かな地域へ向かってみます。

紫陽花園

途中、山の斜面沿いにつくられたアジサイ園に寄ってみたところ、しおれ気味でしたが、アジサイの花がまだ残っていました。

展望広場から街をのぞみます。

それほど高いところまで登っていないのですが、緑が深いです。

河合寺

河合寺につきました。
蘇我入鹿が建てたとか、たいへん由緒ある寺のようですが、一般拝観はできないようで、かたく門が閉じられていました。

この国道310号線は、歩道のないところもあり、しかも交通量はそこそこ多く危なっかしくていけないので、途中で脇道に入り住宅地をぬけてきました。

観心寺駐車場にたつ楠木正成の像

観心寺は楠木正成の菩提寺ゆえ、駐車場から仰ぎ見るように楠木正成馬上像が建てられています。

観心寺山門

観心寺は高野山真言宗のながれにあり、金堂は国宝、また重要文化財指定の仏像がいくつもある、なかなか見応えのある古刹です。

拝観料300円

金堂へ
金堂
金堂に上がって

本尊の如意輪観音座像は、霊宝館に安置され、自由に見ることができます。

建掛塔

なんだか不格好な建物で、しかも名前もおかしいなと調べてみると、楠木正成が三重塔の建立を祈願しながらその途中で戦死したため、なんと一階部分だけがつくられた未完成の塔なんだとか。

建掛塔とは、建て掛けの塔の意味でした。

恩賜講堂
開山堂
延命寺への道

観心寺はなかなか雰囲気のよいお寺でした。

その観心寺から延命寺へむかってゆくのに山の中を抜けることになるのですが、この道がまた素敵な道でした。

延命寺に到着

延命寺はこの入口の雰囲気は大変良かったのですが、
中に入ってみると- – –

延命寺・山門
延命寺・境内
千早口駅への道は、完全な山道でした。
こんな山の中を歩いています。

道は林道になり、まもなく宅地に出ます。
すぐに南海・千早口駅にたどり着きます。

【アクセス】近鉄・河内長野駅から 南海・千早口駅まで歩く 18,000歩 
【満足度】★★★☆☆