山登り,和歌山

【和歌山県・橋本市 2024.6.20】大阪府と和歌山県の県境にあたる和泉山系にある、三石山に登りました。これといってお勧めするものがなかったので写真だけ掲載します。 紀見峠駅から横尾辻 JR紀見峠駅は山間にある無人駅 舗装された道を上がってゆきます いつまでも舗装路が続きます つまらないので右の小道に入ってみました たしかに山道ですが、 面白みがない と思っていたら、もとの舗装道に合流 ここも林道なのか、歩きやすいと言えば歩きやすいが 横尾辻から山頂 さいごに急坂をひと登り(20分ほど) 唯一目を楽しませてくれた植林帯 ここが山頂、眺望なし趣なしでトホホ 山頂から丸尾池 下りはひたすら枯れ沢の底を歩きます なんとも歩きにくい 下るにしたがい幅が広くなり 歩きやすくはなりました あるく道そのものが楽しくない 眺望もない 丸尾池に着きました 丸尾橋を前景に三石山をのぞむ さいごの丸尾池と丸尾橋を前景にした三石山の写真を見ているぶんには、なんとも楽しい山歩きができるような気がするのですが... Read More | Share it now!

山登り,大阪

【大阪府・交野市~枚方市 2024.6.13】今日の大阪の最高気温は33度予報。平地での気温が30度を超えると、日本アルプスのような2000~3000m級の山ならいざしらず、大阪周辺の山ではのぼる環境をえらんで登山にかからないと、山登りを楽しむはずが山登りで苦行を強いられることになりかねません。もちろん原因のすべては暑さによる熱中症あるいは脱水症にありますが、意識不明になるに至らないにしても、バテバテのヘロヘロになって下山したのでは、場合によってはそれを最後に登山なんぞ懲り懲りということにもなりかねません。そこで暑い時期にも山登りを楽しむ方法ですが、(思いきって日本アルプスへゆくなんてのは別にして)たとえば、①標高1000mあたりまでロープウェイやケーブルカーで行き、そこから歩きはじめる。スタート地点が平地より7度くらいは低いのですからそれは楽に歩けます。②全行程が樹林の木陰になり、さらに登山道の近くに川か渓流がある。この条件だと風でも吹けば体感気温は10度近くもさがります。③そしてこれがもっとも山の選びしろがおおく交通費の上乗せもせずにすむ方法ですが、早起きして早朝から登山をはじめ正午までには下りてくる。ということで、今日は③の方法でいってみます。 交野三山・龍王山 JR河内磐船駅から40分ほど歩いて登山口へ 大阪市内を朝7時すぎの電車で出て、河内岩船駅に着いたのが... Read More | Share it now!

山登り,大阪

【大阪府・千早赤阪村~奈良県・五條市 2024.6.10】以前にも書きましたが、金剛山の山頂(葛木神社のある葛木岳)はあきらかに県境をこえた奈良県側にあります。それゆえ金剛山はもしかすると奈良県の山と呼ぶべきなのかもしれませんが、大阪側からのぼる登山者の数が大げさでなく100対1かそれ以上という圧倒的な数の差ゆえ、大阪人としてはとうぜん大阪府の山であろうと勝手に認識しています。大阪側からのぼる登山者数が圧倒的に多いのは人口差だけではありません。著名な登山道はすべて大阪側を起点にしています。今日はそのなかでロープウェイ前バス停そばの登山口からスタートし、いったん伏見峠へのルートを進みます。ただこの伏見峠ルートは整備された道であまりに面白くないので、登山のアプリYAMAPで見つけた、おそらく金剛山登山者の1000人に一人も使わないであろう道を登ってみます。さらに下りですが、これは自分でもはじめての経験になりますが、奈良県側へ下ってみようと思います。奈良県側からの登山者そのものが非常にレアなのですから、登りがレア✕下りもレアということで、金剛山でこのルートで上り下りした登山客は、きっと100万にひとりいるかどうか。もっともレアな体験をするためだけにこのルートを選んだわけではないので、楽しい登山ができることを願いつつ、いざ出発。 ※... Read More | Share it now!

山登り,花、紅葉見ごろ,和歌山

【和歌山県・紀の川市 2024.6.1】和歌山県の北部、ぞくに紀北と呼ばれる土地に龍門山はあります。和歌山というと太平洋に三方をかこまれ、山に登れば海が見えると連想しがちですが、紀ノ川をずいぶんさかのぼり内陸部まで入り込むため太平洋は見えません。しかし東からながれてくる紀ノ川と、その流れにそって平野部がひろがってくる様を一望でき、これはこれで「山上からの風景」を満喫できます。しかもネットでチェックしたところ、山頂をうめるキイシモツケの花がいま満開だとか。 龍門山へ 粉河駅から龍門山をのぞむ 紀ノ川にかかる竜門橋をわたる 竜門橋上から東、高野山の方向をのぞむ しばらく舗装道を歩く... Read More | Share it now!

山登り,花、紅葉見ごろ,京都

【京都市 2024.4.28】「京都 北山」で検索すると、上賀茂神社や京都府立植物園あたり一帯がアップされるはずです。たしかにこのあたりには地下鉄・北山駅もあり、一般にも北山と呼ばれてはいますが、山はありません。その「山のない北山」の南に位置する出町柳で叡山鉄道に乗って北へ、途中東に分岐する比叡山方面行きとはべつに、一路北へ向かうと終点が鞍馬駅です。このあたりの観光スポットである鞍馬寺、貴船神社は山の中腹にあります。すなわちこのあたりから「山のある北山」になります。鞍馬山、貴船山はその名のとおり両寺社が鎮座する山ゆえ最寄駅からの登山も容易ですが、それより先は交通の便がわるく、また有名な山がないこともあって登山客はほとんどいません。GWがはじまり、しずかな山で新緑を楽しむために、京都北山の雲取山をたずねました。※鞍馬山は道が崩落して立入禁止になっているとの情報があります。 鞍馬駅 「紅葉のトンネル」が有名な叡山電車、いまは青モミジ 天狗のモニュメントがびっくりな鞍馬駅 鞍馬寺前 鞍馬寺の前を通りますが、今日は参拝はしません。出町柳から鞍馬駅までの電車は頻繁にありますが、ここから雲取山の登山口近くを通るバス便は、朝8時すぎと、夕方まえの1日2本だけ。朝の便に乗るためには大阪の自宅を6時過ぎに出る必要があり、年をとっても早起きが苦手な我が身としては、好きな時間に出発する方をえらびました。すなわち登山口まで、ひたすら歩くハメになります。予測では2時間半。ですから寺を参拝している時間はありません。 百位別れ~旧花脊峠 ここはバスも走る道 百井別れまでは車道を歩きます。4kmほどの道程ですが、緩やかとはいえずっと登りのため1時間近くかかりました。 「峠下」バス停から山道へ 歩く人がいないのか道とはいえない道 旧花脊峠 百井別れから旧花脊峠にいたる山道は、荒れているというよりも歩く人もいない自然のままの谷間を歩くようなもので、沼上の地面に足が沈み、それを避けて石の上を歩くと滑り、この道をえらんだことを後悔しかけました。ところが唐突に林道に出てしばらく進むと旧花脊峠に着。ここからは道も歩きやすいし、風景も楽しめます。 寺山~寺山峠 新緑を楽しみながら歩きます ミツバツツジが残っていた 雲取山 寺山峠で通常の登山道に合流し、 谷間へ下ってゆきます 渡渉をくり返しながら 渓流にそって進みます 明るい雲取峠から北峰はすぐ 雲取山北峰からは比良山系が見えます 北峰から山頂へ向かう道も 新緑に埋まっているかのよう 雲取山頂上は残念ながら眺望なし 雲取山は通常の登山道にしたがうと東からアプローチし、東の谷間を時計と逆回りにまわって雲取峠へ、いったん北峰へ往復しそこから北から西側へとまわって山頂へ。 西の谷間をくだる さらに山頂から西の谷間をくだり、南の谷間を経てふたたび東の谷間へ回る、いわゆる周回コースになります。もちろん時計回りに歩いてもかまいません、同じ場所に戻ってきます。 西の谷間に立命館大学ワンゲル小屋があり、 その近くにクリンソウの群生地があった 西から南側へとつづく谷間を 渡渉をくり返しながら歩く このあとは寺山峠に達して同じ道を鞍馬まで戻ることになるため、ブログはここで終了します。GW期間中にもかかわらず、百井別れで山道に入って以後は誰一人会うこともなく、まことにしずかな山歩きを楽しめました。雲取山の周回コースもさることながら、旧花脊峠から雲取山へアプローチするまでの道程が想定外にたのしいものでした。なお雲取山の谷間歩きは、おびただしい回数の渡渉をくりかえします。六甲山にはおよそ20回ほどの渡渉をくり返す道がありそこは通称「トゥエンティクロス」と呼ばれていますが、そのノリでいうなら「フィフティクロス」になるでしょうか。最初のうちこそ楽しめますが、正直なところ終盤はうんざりしてきます。またこの渡渉にさいしてですが、1度や2度は足を水に浸すつもりでいてください。ぜったいに足元を濡らさないと誓って石の上ばかり探して歩いていると、必ずすべって転ぶことになります。自慢にもなりませんが、2度コケました。 【アクセス】叡電・鞍馬駅~百井別れ~旧花脊峠~寺山~寺山峠~雲取山北峰~雲取山頂上~立命館大学ワンゲル小屋~寺山峠~同じ道を鞍馬駅へ 33000歩... Read More | Share it now!

街歩き・山歩き,山登り,花、紅葉見ごろ,兵庫

【兵庫県・宝塚市 2024.4.19】昨春中山寺に参詣し奥の院を経て中山連山の最高地点まで登りました。そのとき時間も余力もあったので尾根伝いに西隣の大峰山をめざしたのですが、どこをどう歩いたのか道をすっかり見失い結局まるで違う方角に下山する羽目になりました。あれから1年、自分の方向感覚が鈍っていることを痛感し、年会費5700円を払って山登りのためのアプリYAMAPのプレミアム会員になりました。今回はスマホで自分の足取りを確認しながら歩くので、道を間違えることはないはずです。前回と同じルートを歩くのはつまらないので、中山連山を東南から巻くようにあがって最高峰(といっても標高478m... Read More | Share it now!

街歩き・山歩き,山登り,神社・仏閣,城郭・史跡,奈良

【奈良県・桜井市 2024.4.13】御破裂山という奇妙な名前の山があります。多武峰(とうのみね)の山頂をそう呼ぶのですが、多武峰に関しては、神々が天からこの山の頂に降臨し、そこから天香久山(あまのかぐやま)へと下っていったという神話の世界にも登場します。御破裂山の名の由来については、醍醐天皇(後醍醐ではありません)の時代いらい天下に異変があると山全体が鳴動したとか。その回数は35回とか、50回超とか、資料によりまちまちなのが少々胡散臭い、いえいえ少々気にはなるのですが、かつてはその鳴動を注意深く聞くための拝所のような場所まであったというのですから、やはり由緒ある神山ともいえる山なのでしょう。その多武峰の南ふところに談山神社(たんざんじんじゃ)があります。飛鳥時代に蘇我氏が権勢をふるっていたころ、その専横ぶりに怒りを抱く中臣鎌足(のちの藤原鎌足)が中大兄皇子を誘いひそかに談合した場所と言われており、この談合ののち蘇我氏を排除し(入鹿を暗殺、父の蝦夷は自害)ここから大化の改新が始まることになります。 神社へ バスを降りると、屋形橋をわたる 東大門... Read More | Share it now!

山登り,神社・仏閣,城郭・史跡,滋賀

【滋賀県・米原市 2024.3.18】琵琶湖の北東、岐阜県との県境ちかくに名峰・伊吹山はそびえています。その伊吹山ですが、昨年夏の大雨で登山道というよりも斜面そのものが広範囲に崩落し、現在も登山禁止になっています。この崩落の様子はネットで『伊吹山 崩落』で検索し『画像』をクリックすれば生々しい現場写真を見ることができ、さすがに好きこのんで登ろうとは思いません。ところが山をよほどあまく見ているのか、あるいは禁止されると逆に登りたくなるのか、登山禁止になって以後もこの伊吹山の山頂をめざす人は絶えることなく、とうとう今年2月に、アルパイン登山(岩登り+山登り)をしていたとの情報もありますが、登山客が落石にあい死亡する事故がありました。伊吹山の登山道が復旧するのは公式にも長期間を要するとされており、いつになるのか気長に待つしかないのが現状です。ところで、その伊吹山の南尾根というか、南前面にこんもり隆起した山があります。伊吹山がそびえているのに対して、この山はまるで伊吹山の前衛山のようにどっしり構えています。それが弥高山です。 弥高山へ JR近江長岡駅から伊吹山をのぞむ 伊吹山の手前の山系、右のピークが弥高山 上平寺までは近江長岡駅から6km、歩いて来れます 弥高山へはここ上平寺から登ることになります。ところで上平寺登山口は、弥高山のピークを越えて伊吹山に登るためのものと想定されており、わざわざ弥高山だけにのぼる登山客はほとんどいません。そのため登山口には「伊吹山は落石のため登山禁止」と札がありロープが張られています。崩壊、落石は弥高山ピークより先であることは確認していますので、申し訳ないのですがロープをくぐって先に進みました。 京極氏遺跡・上平寺城跡 上平寺村にあった案内板より抜粋 太平記(原本ではなく、吉川英治『私本太平記』)を読んでいたところ、バサラ大名として知られる佐々木道誉(ささきどうよ)が六波羅探題からの要請で、不穏な動きで入洛をめざす東国の兵を検めるため「伊吹の城」でかまえて監視する場面がでてきます。さらに逆心をいだく足利高氏(のちの尊氏)が単身で「伊吹の城」を訪れ、歓談のうちに道誉を倒幕側にひきこむという場面もあります。そこから「伊吹の城」に俄然興味を抱いてしらべたところ、この上平寺城にたどりついた次第です。 案内板からもわかるように、上平寺城は弥高山の麓から山頂近くまで斜面にそって展開し、さらに山頂から反対側には弥高寺跡がのこっています。 登山口を入ると、道両側に曲輪跡が並びます 歴代京極氏の墓、右は伊吹神社の殿 その伊吹神社へ上る階段、雰囲気が良いので 下から上から撮影しました 崖沿いですが道幅があるので危険はない 坂は徐々にきつくなります 落石とか崩落とは縁のない穏やかな山登り やがて雰囲気が変わってきます 山上の上平寺城跡 竪堀 広大な曲輪跡 城跡にたてられた案内板から抜粋 佐々木氏は59代宇多天皇の流れをくむ近江の氏族で、鎌倉時代にいくつもの分家をし、そのなかで六角氏と京極氏がもっとも著名なのではないでしょうか。六角氏は六角(京洛中の地名)に屋敷があり、京極氏はおなじく京極に屋敷があったため、各々そう呼ばれていますが、正式にはともに佐々木氏です。そして佐々木道誉は京極家に属しているので、この京極遺跡である上平寺城は、太平記のなかで佐々木道誉が東国からくる討幕軍を牽制するためにこもった城であることはまちがいありません。 曲輪から曲輪の間にはもとは堀切があった 堀をほり土塁をあげて虎口をつくっている 曲輪の周囲を土塁で囲んでいる ここが本丸に相当する曲輪... Read More | Share it now!

街歩き・山歩き,山登り,神社・仏閣,城郭・史跡,兵庫

【兵庫県・たつの市 2024.3.9】アルプスALPSは、ラテン語のALPESを英語読みにしたもので語源をたどれば、雪をかぶった白い山の峰というような意味があるそうです。そもそもはフランス~スイス~オーストリア~イタリア~ドイツあたりを東西につらぬく山脈のことを指しますが、19世紀にイギリス人技師が信州につらなる山系をみて日本アルプスと呼んだのは白眉といっていいのではないでしょうか。ところがその後、ご当地アルプスがつぎつぎに名乗りをあげます。いまでは全国に50以上あるといわれていますが、その大半は「白い山の峰」とは縁遠いもので、なかには100~200m級の山々が連なるといったのどかなものさえあります。しかしアルプスと名乗るだけのことはあって(?)、どれもアップダウンをくりかえすためそこそこ登りごたえはあり、尾根歩きが主となるので景観も楽しめます。さらに里山が多く登山口までのアプローチが楽なのも魅力です。今日はその〇〇アルプスのなかで、兵庫県南西部たつの市の、標高458mの亀山を最高峰とし北から南へとつらなる新龍アルプスを歩きます。 祇園嶽 JR播磨新宮駅から新龍アルプスへ なぜ新龍アルプスと呼ばれるのか、なにやらイワクありげなと、あらかじめその名の由来をネットなどで調べてみましたがわかりませんでした。ところが現地にきて電車をおりたのが播磨新宮駅、ふと思いついて調べてみると、ここは新宮町。新宮町からスタートし、ゴールは龍野城のある龍野町。新から龍へ、案外そういう単純な理由かもしれません。 山道に入ります 最初のピークである祇園嶽をのぞむ 祇園嶽へは一旦ルートから外れ 荒々しい急坂をのぼる 山頂から... Read More | Share it now!