京都御所から北野天満宮へ梅花を見にゆく
【京都市内 2022.3.5】
そろそろ梅が咲く季節になってきました。
関西で梅といえば、まず思い浮かぶのは北野天満宮。
それでは京都御所の梅苑にも寄って、北野天満宮まで梅花見物に出かけます。
京都御所へ
京阪電車出町柳駅を出てすぐに、鴨川をわたります。写真の右上に見えるのが賀茂川で、右下に見えるのが高野川、合流したちょうどこの場所から鴨川と呼び名がかわります。
真正面にみえる角は北東に位置し、鬼門のため凹んだ造りになっています。
それにしても恐ろしくひろい。しかも京都市内の中心地です。
これだけの土地を民間に売却したら、いったい幾らになるのかと不謹慎なことを考えてしまいました。
建礼門は、内裏(だいり)外郭南正面にある重要な門で、一般参賀の際にも開門されることはないそうです。
建礼門は、皇后さまだけだと通ることはできない
https://tabi-mag.jp/ky0487/
京都市内では、この御所車をデザイン化したマンホールの蓋をよく見かけます。
もちろん宮中にちなむと同時に、滑り止め効果も考えたものだそうです。
護王神社(いのしし神社)
京都御所の西むかいにある護王神社、別名「いのしし神社」です。
狛犬ならぬ狛猪が護っています。
なお狛猪は正式には「霊猪像(れいちょぞう)」と呼ぶそうです。
北野天満宮
北野天満宮は菅原道真を祀っていますが、たとえば先ほど寄った護国神社が平安遷都に尽力のあった和気清麻呂をたたえて祀っているのとは違い、道真の祟りをしずめるために祀っています。
道真は平安時代の公家で右大臣まで上りますが、ライバルからの嫌がらせと陰謀で、大宰府に左遷されます。そして道真は失意のうちに没するのですが、その死後疫病が流行るは、日照りがつづくは、ついには宮中に雷がおちて多数の死者をだします。
ここにいたって、これらの災難は道真の祟りに違いないということになり、その怒りを鎮めるために社をたて霊を祀ったとのことです。
そのため道真は天神とか雷神とよばれています。世に親しまれる天神さんとはこれのことです。
ところでむかし避雷針なんてものがなく落雷被害が多かったころは、雷がなりだすと、「くわばらくわばら」ととなえながら無事を祈ったそうですが、この「くわばら」とは道真の生まれたのが桑原という地で、桑原には雷が落ちないとの俗信があったため、厄除けのごとくとなえられたのでしょう。
それでは梅花見物といきましょう。
全体としては満開前といったところでしょうか。
空が曇っていることもありますが、なんだか華やかさがないですね。
【アクセス】京阪出町柳駅より歩きました。
【拝観料】参拝は無料 / 梅苑拝観料 1000円(今回、天気も悪かったので梅苑には入っていません)
【満足度】★★★☆☆