雪の金剛山は、やっぱりカトラ谷ルートで登る
【大阪府千早赤阪村 2025.2.10】
半年ぶりに金剛山に登りに行きます。
今回は雪の金剛山、そうなると5年ぶりぐらいになります。
どのルートから登ろうかと考えましたが、やっぱり一番好きなカトラ谷ルートを登ることにしました。
なんども登っている金剛山ですが、前回雪の金剛山に登ったときはもっともポピュラーな千早本道だったので、「雪の金剛山をカトラ谷ルートで登る」となるとはじめての体験ということになります。
こうして登る季節やルートを替えて組み合わせると、常にはじめての体験ができていつも新鮮に楽しめます。
黒栂谷道へ

普段の休日なら99%の登山者が千早本道へ向かいますが、今日は平日でもあり氷瀑や雪景色を楽しむ目的のリピーターが多いのか1割ぐらいは左に折れてゆきます。(それでも千早本道への登山客が9割)

(カトラ谷へ直進する黒栂谷道からはすこし逸れています)
腰折滝の氷瀑が有名だからでしょうか、ここで8割ぐらいの人がタカハタ谷に向かいます。
聞いたところでは、冬のタカハタ谷ルートは休日ともなると腰折滝の氷瀑目当ての登山者が殺到(やや大袈裟)して道幅の狭いところでは渋滞するそうです。
ところで前方で屈んでいる方は、ここでアイゼンを装着していました。
ちなみに千早本道はなんとかなるかもしれませんが、雪のカトラ谷やタカハタ谷ルートではアイゼン(あるいはチェーンスパイク)は必携です。


カトラ谷を登る





先行する3人連れがいましたが、どうやら1人経験の浅い方がいるようでペースが遅いため追い越してしまいました。
追い越した地点はと言うと、難所はすべてクリアしたあたりで、すなわち初心者でも経験者と同伴してゆっくり登れば、雪のカトラ谷ルートもなんとか登攀できるということでしょう。


標識どころか目印のテープもろくにありません
YAMAPなど山道案内のアプリは必携です


山頂広場


金剛山のホントの山頂は、葛木神社のある葛木岳山頂でそこの標高が1125m。
ここは通称として山頂広場と呼ばれていますが、ホントの標高はすこし低いはずで、もともとは楠木正成の弟・正季の居城だった国見城のあった跡です。




下山
下山路はタカハタ谷を下ることも考えましたが、まだ登ってくる人も多いはずで狭い道で登りと下りが交錯するとお互いに気を使うだけでなく危険でもあるので、今日のところは安全な道をくだりロープウェイ前バス停へ向かうことにしました。


(伏見峠経由の道ならさらに安全です)
雪のカトラ谷ルートは雪山装備をしていれば技術的にはそれほど難しくはありません。
途中で追いこした3人連れさんが証明してくれているように、初心者でも経験者に同伴してもらえば登れます。
ただしカトラ谷ルートは標識だけでなく目印のテープすらほとんどありません。
YAMAPなどの山道案内のアプリをあらかじめスマホにダウンロードしておいてください。ちなみにネットはまったく繋がりません。
【アクセス】南海河内長野駅(南海バス)➡金剛登山口バス停~千早本道分岐~黒栂谷道~(カトラ谷ルート)~山頂広場~(YAMAPの案内にしたがって歩いた名前のない山道)~百ヶ辻登山口~ロープウェイ前バス停 / 13000歩、3時間40分
【満足度】★★★★★