息をのむ岩場越えに咳まで止まった白髪岳
【兵庫県・丹波篠山市 2026.5.5】
今日登る山は、兵庫県丹波篠山市の西寄りにそびえる白髪岳。
この山には20年ほど前に登った記憶があります。
上り下りの山道も楽しければ眺望もすばらしく、良い思い出しかないくらいの山なのですが – – –
20年前といえば私自身が40代。思い出ばかりに気持ちが浮かれ、その間の体力の衰えに考えが及んでいなかった(わけでもないのですが)。
当時は体力なら20代の若者にも負けないと自負しており、「標準的な歩行時間は5時間」と書かれている山なら、3時間半もあれば登って下りてこられる体力だけでなく馬力もありました。
それがいまでは運動をするとすぐに息が切れ、胸の圧迫感がひどく、昨年末から今年初めにかけて心臓の精密検査をうけ「とくに異常なし」の結果をえて半信半疑で山登りを再開したばかり。
山登りのガイドブックやYAMAPで調べると、古市駅から住山登山口、白髪岳に登りそこから縦走して松尾山、下山は音羽山、火とぼし山をつたって篠山口駅までのルートだと標準的な歩行時間は5時間半くらいです。
住山登山口へ

中央に見える秀峰が白髪岳


最寄りのJR古市駅から住山登山口へは散歩気分で歩くと1時間半ほどかかります。
もちろんバス便はありません。駅前にタクシーもいません。
それゆえ大方の登山者はマイカーで登山口近くまで向かうようです。
(登山口近くに20台くらい停められる空き地があり、GW中の今日は10台ほど停まっていました)
白髪岳登山




20年前はこの急坂上りが楽しかったのでしょうが、今ではきつい、きつい。

思わず標識にもたれかかるほど息が切れてしんどかった。

それを励みにあとひと踏ん張り。

この時点で身体にトラブルが生じました。
急坂を登るため息が荒くなり、さらに息切れがひどくなり、胸の圧迫感も出てきたものの心臓はなんともないと診断されているのでそのまま登り続けたところ、尾根に着いて写真のベンチで休憩しているうちに咳き込みはじめました。
しかも息切れはおさまっても咳が止まらない。

ここで回れ右をして下山すれば、間違いなく登り坂はないのでこれ以上息切れもないはず。
とは思ったのですが、ふと背面をみると白髪岳の山頂はすぐそこ。
ならば山頂まで行ってから引き返そうと思い、咳き込みながらも歩き始めました。。
岩場









この岩場越えですが、①岩肌が粗いので滑りにくい。 ②ほぼ垂直にのぼる箇所もありますがその高低差はせいぜい2ⅿほど。 ③危険なだけでなく不安を感じるようなところもロープがしっかり張られている。ので身軽な方なら初心者でも登れると思います。
思いっきりスリルは堪能できます。
そうそう、この岩場越えのあいだは「息をのむ」連続だったからか、途中で咳も止まっていました。と言うことで、最初の予定どおり松尾山へ向かいます。
松尾山へ

松尾山へはまずこの下り坂を慎重に降ります。



松尾山の山頂は「酒井城」とよばれる城跡のようで、たしかにこの山頂広場が本丸曲輪、その一段下には二の丸と思われる曲輪跡も遺っていました。
さて松尾山から出発点の古市駅へ下ってゆく道もあるのですが、咳も止まったことだしせっかくなので尾根道をつたって篠山口駅まで下山することにします。
音羽山、人とぼし山





ずいぶん下ってきたものの、前半に白髪岳の急坂を登り次に松尾山、さらに後半はいくつものアップダウンを歩き通したため、最近あまり過激に歩いていないからかこのあたりで右膝周辺の筋肉が引き攣ってきました。
こんな時は揉むのではなく、手のひらで擦るマッサージを繰り返して筋肉の緊張と疲労を緩和することです。
ゆっくり目に歩いているので息切れもなし。篠山口駅まで確実に歩けます。

JR篠山口駅に着いたのはスタートしてから5時間30分後、標準の歩行時間より早くはなかったけれど遅くもなく。すこしは自信になりました。
ところで今回の白髪岳登山ですが、「岩場越え」をどう捉えるか。
先にも書いたように、身軽な方にとってはスリルも楽しめる魅力の山ということになります。
ただしいくら身軽とはいえ身長のひくい子供連れはやめるべきです。歩幅が短いので岩から岩へと足を伸ばしても届かず動けなくなるかもしれません。
【アクセス】JR古市駅~住山登山口~尾根の展望所~(岩場越え)~白髪岳~松尾山~音羽山~火とぼし山~JR篠山口駅 22000歩、5時間30分
【満足度】★★★★☆






