古光山を登るのは登山か登攀か、試しに登ってみよう。
【奈良県・宇陀郡御杖村 2026.10.11】
前回の登山では、滋賀県の湖南アルプスに属する堂山にのぼりました。
これについては別のブログにまとめていますが、岩場のアップダウンもあってたいへん楽しかった。
そのあとで思い出したのが、20年ほど前にのぼった古光山(こごうやま、こごやま)。
古光山は奈良県の東、三重県にちかい宇陀郡の室生火山群(死火山)に属します。火山群ゆえに岩峰がそびえているのですが、古光山については南西から北東へ古光山南峰、古光山、後古光山と3峰がつらなっています。
それゆえ登攀(ロッククライミングの類)とまでは言わないまでも、一般の低山登山としてくくるにはずいぶん難度がたかい。
20年前といえば、わたしは40代、六甲全山縦走大会に挑もうと脚にウェイトをつけて階段を上り下りして鍛錬していました。そのころに登った記憶でも、ずいぶん難儀した思い出があります。
今はというと、脚にウェイトをつけるなど「巨人の星」ばりのスポ根鍛錬が悪かったのかどうなのか、慢性の腰痛にくわえて長時間歩くと膝も痛くなる。
さてこんな身体ではありますが、高齢者に区分けされる年齢になりながら古光山を登山だか登攀だかできたなら、それなりに自信になるのではないかと思いチャレンジしてみることにしました。
曽爾役場前バス停から登山口へ



現地の案内板をはじめネット情報によってはこの登山口を「ハイキングコース登山口」と紹介しているものもありますが、真に受けてハイキング気分で足を踏み入れるととんでもないことになります。
登山口~古光山南峰

写真が下手でうまく伝わりませんが、この坂はスクワットをかるく100回こなせる方でないと足だけで登るのは不可能でしょう。





ということは – – あとは現地でご確認ください。

左に見える中腹が一部剥げたような(実際にはススキの草原)山は倶留尊山、草原部分が曽爾高原です。
今回の登山ルートは峰から峰への尾根歩きで、室生火山群の山々だけでなく、奈良・三重の山々、条件がよければ鈴鹿山脈も望めます。
画像は南峰山頂から北東方向を撮影したものですが、もっと他の風景も見たいという方は、ぜひ自分の足で登って臨場感のある実際の風景を楽しんでください。
南峰から古光山


両側が草木でよく見えないのが救い?
(樹木をつかみながら歩けば大丈夫です)

登山道というよりアスレチックコースのような
(足がうまくかけられるのでスクワット10回と腕立て伏せ10回できれば登れます)


曽爾役場前バス停が標高417m、登山口が標高735m、古光山南峰960m、ここからアップダウンになり古光山952m、後古光山890m、峰と峰のあいだにも小さな隆起がいくつかあるので累積標高差は1000m近くになります。
この数字を知ったうえで考え方はふたつ。
前向きな考え方としては、急坂の連続ゆえ1000mの標高差も短い道のりで完登できる。
前向きでない考え方は – – それを私が解説するわけにはいきません。
古光山から後古光山





後古光山から下山





古光山登山について。
今回身をもって確認しましたところ登攀とまでは言いませんが、やはり一般的な登山とはレベルが異なります。
もっともこれも身をもって確認したことですが、高齢者の域にはいった私でもけっこう楽しみながら余力ものこして完登しました。ある程度の危険をともなうので軽々しくおすすめはできませんが、完登すれば「やればできるもんだ」と達成感はあるし、高齢の方ならば「まだまだ登山を楽しめる」と自信につながると思います。
ただし初心者が単独で挑むのはやめてください。そのひとの力量が足りないというのではなく、初心者は自分の力量を見極めていないので自覚のないまま無理をして事故につながりかねません。
言っておきますと、この日は三連休の中日、天気は晴天、暑くもなく風もなく絶好の登山日和でしたが、途中出合った登山客は1組のみ。事故にあっても誰にも気づいてさえもらえない可能性が大です。
【アクセス】近鉄・名張駅➡(三重交通バス)➡曽爾役場前バス停~古光山南峰ハイキングコース登山口~古光山南峰(960m)~古光山(952m)~後古光山(892m)~後古光山・古光山ハイキングコース登山口~曽爾高原への分岐~太良路バス停➡(三重交通バス)➡名張駅
【満足度】★★★★☆
【難易度・体力】★★★★☆
【難易度・技術】★★★★★






