リトル比良を登って歩く(岳山~岩阿沙利山~寒風峠)

【滋賀県・高島市~大津市 2023.3.11】
比叡山の北から琵琶湖の西岸に沿って北東へのびる比良山系は、途中でY字に分岐します。その右側(東側)にのびる山系は、「リトル比良」と通称されていて、高度500~700mの尾根道をつたって縦走することができます。
アップダウンを繰り返しながらの山歩きは、ときに琵琶湖を見下ろし、ときに武奈ヶ岳や釈迦岳の秀峰をながめ、樹林帯あり岩場あり渓流ありと、変化に富んだ楽しみが待っています。
今日は近江高島駅からスタートし、南へと歩をすすめ北小松駅へゴールする路程で歩いてみます。

まずは岳山へ

大炊神社、長谷寺の門前を通って登山口へ
林道から左の山道へ 入る
自然歩道のような道もあり
獣道のような道もあり(獣はいません)
これから上る岳山
琵琶湖をのぞむ / 今日は春霞でイマイチです
白坂

この白坂は樹木が禿げ上がっているのではなく、巨大な岩場です。
かなりな急坂で手足をつかって登ることになりますが、装備なしでのぼって登れないことはありません。

春霞で伊吹山と雲仙岳がはっきり見えませんが、琵琶湖の向こうにあります。

ここから急坂 / まずは石階段
急坂がつづきます / 岩場登り
岳山は信仰の山ゆえ、山頂には観音像のある祠
山頂裏側からの眺め

鳥越~オウム岩~鳥越峰

鳥越からオウム岩へ

先にみえる鳥越峰(702m)へは大きく下り、ふたたび登ります。
このルートについては、とくに技術は要らないし危険箇所もありませんが、アップダウンの繰り返しでそこそこ体力は使います。

オウム岩より南東を見わたす / 岳山(手前)、琵琶湖
北東を見わたす / 蛇谷ヶ峰(左)
北西を見わたす / 武奈ヶ岳(左奥)と蛇谷ヶ峰(右)

今回のルート上では、ここがもっとも眺めの良いポイントになると思います。

オウム岩の名の言われですが、どこにも解説がありません。おそらく岩の形やら、岩自体が鳥越峰の頂付近にあることから、でしょうか。

オウム岩の一部

そんなことを考えていたら、オウム岩の下へ降りられそうな道(というより踏み跡)があったので探検しに行きました。
オウム岩を下から撮影したのがこの写真です。
オウムに見えますか? 「オウム岩」の名にこだわっているからそう見えるのか、オウムというよりトカゲ? カエル? のようでもあるし – – –

鳥越峰~鵜川越~寒風峠

鳥越峰からくだる岩場がこのルートで唯一の難所
木々の向こうに山系が見える
岩阿沙利山から振り返ると、鳥越峰
こういう所では踏み跡を見失わないように注意
まもなく鵜川越
寒風峠は頂ではなく、谷間底部にあります

涼峠~楊梅ノ滝

おだやかな道を下ります
湿地帯を抜ける
渓流沿いを楽しく歩けます
向こう側に立つ木の根が、岩をこえ2mほども伸びる
枯れた渓流跡を歩き
流水でえぐれた水路跡を歩き
楊梅ノ滝

楊梅ノ滝まで下ってきました。
ここから先は一般道に合流し、1kmほど下って行くと北小松駅です。

【アクセス】JR近江高島駅~長谷寺~岳山~オーム岩~鳥越峰~砂阿沙利山~寒風峠~楊梅ノ滝~北小松駅
【満足度】★★★★☆

山登り,滋賀

Posted by 山さん